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組合員のほ場で実施 インドネシア共和国の農業現地研修(H30.10.29)

 

JA南アルプス市の組合員齊藤幸博さん、秋山雄幸さんの園地で10月29日、インドネシア共和国の行政官、農家を対象とした現地研修を受け入れました。

この研修は、独立行政法人国際協力機構(JICA)の技術協力事業の一環で、同国で行っている「官民協力による農産物流通システム改善プロジェクト」活動として実施しました。

同プロジェクトは同国の高コストな流通プロセスや卸売・小売市場の衛生問題などを背景に、生産者が高品質で安全な農作物を生産し、消費者まで安定して届くシステム作りを目指しています。

今回同国からは、トマトや豆、唐辛子などを生産する農家6名と行政官9名が参加。参加者は首都圏近郊のほ場や市場、道の駅などの農業関連施設を見学し講義を受けました。

齊藤さんはサクランボ、スモモ、柿を栽培するほ場へ案内し、肥料や摘果などについて説明。肥料の種類や時期についての質問があったほか、昇降機など最新の農機具の写真を撮るなど参加者は熱心に学んでいました。

秋山さんはキュウリを栽培している20aのハウス施設へ案内し栽培方法などを説明しました。参加者からは作付面積や収量のほか、施設内の地面に草がほとんど生えていないため、除草についての質問が多くあがりました。秋山さんが除草剤を使わずに手で草を抜いていると話すと、感心した様子でメモをとっていました。

現地で技術協力プロジェクトの実施を担当する有限会社アイエムジーの西村勉さんは「日本での現地研修は今年で3回目となりました。皆日本に行って日本の農業を知りたいと思っているので、ぜひ農業技術を吸収して帰ってもらいたいです」と話していました。

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