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第4回柿の日俳句大会 入賞作品発表 表彰式を行いました(H30.10.26)

大会会長賞を受賞した中澤元子さん

 

JA南アルプス市は10月26日、在家塚支所2階ホールにて「第4回JA南アルプス市柿の日俳句大会」の表彰式を行い、応募数519句の中から選ばれた入選作品20句が発表しました。

最優秀賞にあたる大会会長賞に輝いたのは、南アルプス市中澤元子さんの「つるし柿風に声ある夕べかな」で、選者を務めた巨摩野俳句会の加藤勝さんは「『風に声ある』の部分が秋の風を表しており、非常に品の良い句だと感じた」と講評を述べました。

この大会は当JA名産の「あんぽ柿」「ころ柿」などをPRしようと、当JAと南アルプス市が全国から俳句を募集。正岡子規が「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を詠んだとされる10月26日の「柿の日」に合わせ毎年行っており、今年で4回目となります。

大会当初は「柿」について詠んだ句を募集していましたが、前大会より「柿」だけでなく、フルーツについて詠んだ作品も募集しています。

小池通義組合長は「今回もすばらしい俳句が多く集まった。次回はもっとたくさんの方に参加していただき、広く当JAのフルーツのことを知っていただきたい」と話しました。

 

入賞作品(受賞者)

大会会長賞

つるし柿風に声ある夕べかな(中澤元子)

南アルプス市長賞

ひたすらに柿むく日なり富士晴るる(森岡千代野)

南アルプス市議会議長賞

屋号にて交はすあいさつ柿の秋(内藤利子)

南アルプス市商工会会長賞

木守柿烏雀も神の使徒(浅川春汀)

南アルプス市教育委員会教育長賞

柿を捥ぐ少年の日の顔のまま(斉藤正和)

南アルプス市観光協会会長賞

子の瞳きらきら走るさくらんぼ(勝川信子)

南アルプス市農業協同組合果実部会会長賞

遠き日や柿もぐ兄の竿を追う(岡田行隆)

佳作

熟柿にまこと律儀な山の風(森岡千代野)

夕陽ごと両手に包む百匁柿(中澤 元子)

柿実るこの地に生きて五十年(阪本みつい)

キリストの血ともソルダム熟しけり(山本 栄子)

掌に生きる重さの百目柿(浅川 六子)

青柿の未来しまっておくかたち(水野 大雅)

百年の屋根も大樹も柿日和(内藤 利子)

木醂を小禽に残す村境ひ(中澤 清子)

陽を浴びることが大好き吊るし柿(斉藤 正和)

父に手向けむつやつやの富有柿(大村 明子)

嬰児のはしゃぎすぎたり柿日和(井上 光子)

葡萄熟る造酒屋の三代目(齊藤 猛美)

柿の皮干す竹笊の黒光り(川岡 末好)

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