サンシャインレッド 最高級品「特秀」出荷(25.8.20)
2025.08.20

JA南アルプス市で8月20日、山梨県オリジナル品種の赤系ブドウ「サンシャインレッド」の露地物の出荷が始まりました。
若草共選所では、農家から持ち込まれた約119㎏のうち、検査の結果15㎏(3箱)が最高級品「特秀」に認定されました。
露地物のサンシャインレッドの特秀は県内初です。
サンシャインレッドはシャインマスカットと同じように種がなく皮ごと食べられ、濃厚な甘さと華やかな香りが特徴です。
山梨県果樹試験場で誕生し、2022年に品種登録された注目品種です。
出荷量が増えて来た今年度から、県とJAで作る組織によって県下統一規格が定められました。
若草共選所の清水営農指導主任は、特秀品について「着色、玉張り、房型などすべてが基準を満たしている。初日でここまでの品が出てくるのは、生産者の栽培技術の高さを感じる」と太鼓判を押しました。
当JA管内は日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きい事や、日本最大級の扇状地の上に位置しているため水はけが良い事など、ブドウ栽培に適した条件が揃っています。
昨年はブドウ全体で約1,530tが出荷されており、県内有数の産地となっています。
営農経済部手塚英男次長は「同品種は特に着色期の管理が重要となるが、説明会などで生産者との情報共有を徹底した事もあり、高品質化に繋がった」と話しました。