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注目品種 スモモ「皇寿」出荷開始(25.8.7)

スモモ「皇寿」を収穫する小松寿裕さん

 

日本一スモモの生産量が多いJA南アルプス市の落合共選所で、8月6日から大玉スモモ「皇寿」の出荷が始まりました。

取材した8月7日には、生産者から178㎏が持ち込まれ、検査を経て全国の市場に出荷されました。

「皇寿」は同じく大玉スモモ「貴陽」の枝替わり品種で、落合共選所管内の生産者・小松寿裕さん(60)が発見・育成し、2012年に品種登録されました。

「貴陽」と比べ収穫期が1ヶ月ほど遅いのが特徴で、糖度の高さや食味の良さなど「貴陽」と同じ特徴を持っています。

現在山梨県オリジナル品種に登録され、当JAでも多品種からの改植・増殖を勧めています。

小松さんは「1つ1つ手作業で大切に育てている。旬の期間は短いが、ぜひ手に取ってみてほしい」と話し「皇寿」を収穫しました。

営農経済部手塚英男次長は、今年は梅雨でも降水量が少なかったため、やや小ぶりの果実が多いとしながらも「晴天が続いたことで糖度が上がり、食味の良い果実が収穫出来ている」と話しました。

当JAは今年度、スモモ全体で約990tの販売を計画しています。

「皇寿」は8月中旬まで出荷が続く予定です。

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