スモモ貴陽 出荷始まる(25.7.23)
2025.07.23
落合共選所で7月23日、特産品である大玉スモモ「貴陽」の統一共選が本格的に始まりました。
生産者から570㎏が持ち込まれ、検査を経て全国の市場に出荷されました。
収穫直前の雨や高温などで、出荷初日となった7月21日の持ち込みは少量だったものの、23日から安定した量が持ち込まれるようになりました。
結実から収穫期まで天候が安定していたため、生育は順調で品質の高い果実が揃っています。
落合共選所管内で生まれた「貴陽」はスモモの中で最も重く、一般的なスモモの2~3倍ほど大きいです。
ジューシーで甘みと酸味のバランスが良く人気が高いですが、栽培の難しさや収穫時期が短いことから「幻のスモモ」と言われています。
営農経済部手塚英男次長は「大雨の影響も見られたが、良好なスタートが切れた。良質な貴陽を味わって欲しい」と話しました。
落合共選所管内では枝変わりで収穫時期が1ヶ月ほど遅く、山梨県オリジナル品種でもあるスモモ「皇寿」も誕生しており、JAは「貴陽」とともに増殖、改植を進めています。
JAは今年度、スモモ全体で約990tの販売を計画しています。
「貴陽」は7月末頃まで出荷が続く予定です。