サクランボ園に盗難抑止システム設置(25.5.22)
2025.05.26

露地サクランボの出荷が始まり5月22日、管内のサクランボ園に今年初めて盗難抑止システムのセンサーを設置しました。
当JAは全国有数の果樹産地で、果実の盗難被害の防止に力を入れています。
同システムは園地に設置したセンサーが侵入者を検知すると、90デシベルの警告音と共に赤いランプが点滅し、生産者に侵入を知らせるメールが送信される仕組みです。
導入した2018年以前は年間60件ほど当JAへ盗難報告がありましたが、昨年は12件と年々減少し、地域全体の防犯に効果を上げています。
しかし同システム未導入園での被害は無くならず、昨年は300房のブドウが一晩で盗まれた事案もありました。
当JAは同システムの導入を勧めると共に、防犯カメラや監視を知らせるのぼり旗の設置、自園のこまめな見回りを呼び掛けています。
また当JAは毎年行政・警察等と連携し果樹盗難防犯パトロールを行っており、今月29日に出発式が行われます。
サクランボの出荷は6月中旬まで続く予定です。
営農経済部手塚英男次長は「果実盗難はどんなに少量であっても犯罪行為。被害0件を目指しJAとして出来る限りの対策をして行きたい」と話しました。
※記事中の盗難報告件数はJAで報告を受けた件数で、警察の被害届受理件数とは異なります