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盗難抑止センサー設置 連続盗難ゼロ目指す(24.5.20)

園内にセンサーを設置するJA職員

 

全国有数の果樹産地である山梨県南アルプス市は、果実の盗難被害防止に力を入れています。

当JAは5月20日、南アルプス市内のサクランボ園2園に今年初めて盗難抑止システムのセンサーを設置しました。

南アルプス市内では昨年初めてサクランボ盗難被害ゼロ件となり、今シーズンも被害を防ごうと最盛期に向け警戒を強めています。

盗難抑止システムは園地に設置したセンサーが侵入者を検知すると、警告音と共に赤いランプが点滅し、生産者に侵入を知らせるメールが送信されるものです。

盗難被害を未然に防ぐために当JAと企業が6年前に開発しました。

機器は旧型とセンサーを改良した新型計60セットを当JAが保有し、希望する組合員に収穫時期に合わせ有料で貸し出しています。

当JAはこの他にも、行政・警察等と連携し防犯パトロールを行ったり、補助金を活用して高性能の防犯カメラを600台以上組合員に供給したりと、様々な防犯対策を講じてきました。

地域一丸となって行う対策はマスコミで報道される事も多く、盗難抑止システムの導入時から比べると、年間の被害件数は大幅に減少しています。

営農経済部手塚英男次長は「同システムは補助事業を使い収穫期間のみ貸し出しをすることで、農家の価格負担を軽減している。多くの農家に利用してもらい、盗難件数ゼロを目指したい」と話しました。

当JAでは5月19日から露地サクランボの出荷が始まり、5月28日には南アルプス警察署にて果樹盗難パトロールの出発式が行われます。

サクランボの出荷は6月中旬まで続く予定です。

盗難抑止システムについてはこちら

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