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休耕地にヒガンバナ 小学生が植え付け体験(24.2.26)

ヒガンバナの球根を植える小学生児童ら

 

南アルプス市立大明小学校6年の児童約40人は2月26日、南アルプス市平岡地区の休耕田にヒガンバナの球根を植える体験をしました。

休耕田は棚田の一角で、同市の観光地化を目指す角広志さん(80)がJA南アルプス市の行う農地中間管理機構を利用して借りた場所です。

この日は角さんとJA職員、地域ボランティア約10人が指導し、休耕田の斜面など約40アールにヒガンバナの球根約千個を植え、スコップで土をかけました。

休耕田にはイチゴの苗などが植えられており、角さんによると棚田の景観が良くなるほか、ヒガンバナの根が張って土砂崩れを防ぎ、球根に毒性があるためネズミ避けにもなるという事です。

角さんは市内にヒガンバナがよく咲いているのを見て、遊休農地等を活用して花を植えるアイデアが浮かんだそうです。

今後市内観光の見どころの1つになって欲しいとも考えているそうです。

同機構を担当する営農経済部高野晃史室長は、角さんの話を聞いて地域の子どもたちに体験してもらおうと同小と連絡を取り、今回の活動に繋げました。

角さんによるとヒガンバナは9月中旬に見頃を迎える予定という事です。

角さんはこのほかにも同機構を利用して20カ所の園地を借り、計6ヘクタールで農園「いちご公園」を運営しています。

サクランボやキウイフルーツ、ジャガイモなどを育て、地元の保育園や小学校と協力し、子ども達に農業体験を提供しています。

今秋には同校の全児童でサツマイモを収穫し焼いもを作る学習も計画しているそうです。

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