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再生苗を組合員へ 苗木のロス減少(24.2.19)

成長した再生苗を掘り起こすJA職員

 

JA南アルプス市は、優良品種の果樹苗木を組合員に供給する「果樹振興事業」で発生した秋の余剰苗木の一部を、JAの規格に沿って育成し再生苗として翌年に供給する取り組みを行っています。

2月19日にはJAが管理する園地にて、注文のあった組合員へ供給するため苗木をJA職員が掘り起こしました。

果樹振興事業ではJAが組合員からの注文数を予想し、業者に依頼して苗木を育成しています。

そのため想定よりも注文が少ない事や、生育が遅く規格外で供給出来ないなどの事案が発生していました。

また秋以降の再注文依頼も多く、本数の調整や対応に苦慮して来ました。

数年前に別の事業で使用していた園地のスペースが空いたことで再生苗に取り組むようになり、苗木のロスが減少しました。

秋以降の注文でも苗木が手に入ることが増えたため、組合員からも好評です。

今回供給する苗木はサクランボ「アルプス紅扇」やスモモ「皇寿」などで、中でも柿「大和百目」は樹勢が良好な状態まで5年間育成し、大苗での供給となります。

営農経済部手塚英男次長は「果樹苗を効率良く取り扱い、出来るだけ多くの本数を生産者に供給したい」と話しました。

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