南アルプス市の高尾穂見神社にて、五穀豊穣や商売繁盛を祈願する「秋季例大祭」が１１月２２日から２３日にかけて開催され、県内外から多くの参拝者が訪れました。

この祭は、櫛形山の標高８００ｍに位置する高尾集落に伝わる伝統の夜祭りで、夜を徹して舞う太太神楽（だいだいかぐら）」などが行われます。

またこの祭は「資本金（もとで）貸し」という全国的にも珍しい風習があり、ＪＡ南アルプス市の職員が毎年受付として運営に参加し、地域の伝統を守る手助けをしています。

今年も４名が交代で参加しました。

「資本金貸し」は、商売繁昌を願って資本金を神社から借り、翌年には倍にして返すという風習で、現在は２千円～２万円をそえて申し込むと、資本金のお札と元手となる半額分の新札を受け取る事が出来ます。

２千円は１００万円、２万円は１千万円と金額を大きく言うのが習わしで、ＪＡ職員の景気の良い声が境内に響いていました。