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初めてサクランボ盗難ゼロ 対策実を結ぶ(23.6.22)

自身のサクランボ園でJA手塚次長(左)と談笑する手塚さん

 

JA南アルプス市で6月19日、今シーズンのサクランボの出荷が終了しました。

出荷始まった4月22日から約2か月間、地元警察とJAに果樹盗難被害の報告が全くありませんでした。

地元警察とJAへのサクランボの盗難報告がゼロとなった年は記録に無く、「少なくともここ30年以上記憶にない(JA職員)」ということです。

地域全体の防犯対策が成果として現れ始めています。

JA管内の農家、手塚有紀さんは「被害がなかったというのは凄い。昨年は県内でかなり被害が出て、いろいろ対策をしたり、大きく報道もされたりもしたので、相手にも少なからず情報が伝わったのではないか」と話しました。

盗難被害報告が無くなった理由の1つは、対策機器の普及が考えられます。

これまで最も大きな成果を挙げたのは、当JAが企業と共同開発した果樹盗難抑止システムで、畑に設置したセンサーが不審者を感知すると赤色灯とサイレンで警告、園主にメールが届くというものです。

組合員に貸し出しを始めた平成30年は被害件数が前年の35件から6件へと激減しました。

今年度からセンサーの精度などを改良した新型も導入し、より抑止力が増しました。

この他にも昨年は県や市の補助金を活用し、高性能の防犯カメラを組合員に600台以上供給しました。

購入者には「防犯カメラ作動中」と書かれたのぼりも配り、収穫期には南アルプス市内のあちこちに設置されています。

もう1つの理由は、行政や警察等と連携し活動した結果、地域全体で防犯意識が高まった事が挙げられます。

地元の南アルプス警察署は、今年度より果樹盗難に特化した深夜の一斉検問を始めました。

また、以前から果実の収穫期は日中、夜間を問わず警察を始め各団体の職員が防犯パトロールを行っており、対策に力を入れています。

さらに、ここ数年、果実の盗難が新聞等で大きく報道されている事もあり、地域住民からも不審車両などの情報提供が届くようになっています。

JA管内では今後も桃、スモモ、ブドウ等高級果実の出荷が続きます。

営農指導部手塚英男次長は「今後も警戒をゆるめる事なく、地域ぐるみで対策を継続して行きたい」と話しました。

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