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余剰苗木を処分せず再生苗に生まれ変わらせる(23.3.16)

余剰苗木を植えるJA職員

 

JA南アルプス市は、優良品種の果樹苗木を組合員に供給する「果樹振興事業」で発生した余剰苗木を育成し、再生苗として供給する取り組みを数年前から行っています。

3月16日、当JAが管理する園地で約250本の余剰苗木を植え付けました。

今後当JAで決めた基準に沿って職員が管理し、来年度に他の苗木と共に供給する予定です。

「果樹振興事業」では優良品種に定めた果樹21品種について、当JAで注文数を予想して業者に依頼し1年以上かけて苗木を育成しています。

そのため想定よりも注文が少なかった苗木や、成育の悪い苗木などが発生し、JAは処分方法に苦慮して来ました。

数年前に苗木を数年育てて供給する大苗事業が終了した事で、使用していた園地のスペースに苗木を植えて再生させるアイデアが生まれました。

当JAは持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいる事もあり、苗木のロスを無くそうと考え、同取り組みに繋がりました。

今回植えた苗は桃、スモモ、サクランボで、植え付けた後に接木部分に近い芽を1~2芽程度残し切り詰めました。

今後JA職員が定期的に通い手入れを行います。

当JA営農指導部手塚英男次長は「次年度の苗木の配布までに、他の苗木と遜色ない品質に仕上げたい」と話しました。

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