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サクランボ収穫期 盗難抑止システム設置(22.5.23)

赤外線センサーを設置するJA営農指導員

 

JA南アルプス市は5月23日、露地サクランボの収穫シーズンを前に、管内のサクランボ園に盗難抑止システムを設置しました。

昨年同JAに寄せられたサクランボの盗難被害報告は3件で逮捕者も出ており、地域全体で警戒を強めています。

このシステムは、園地に設置した赤外線センサーが侵入者を感知すると警告音と赤色灯で警告、同時に園主へメールで通知が届く仕組みで、4年前から運用しています。

システムの設置園では被害はほぼなくなり、地域全体でも80%以上減少するなど大きな効果が出ています。

JA組合員から申込みを受けて貸し出ししており、収穫期が終わると返却されます。この日はサクランボが薄く色づいた園地を営農指導員が回り、同システムの赤外線センサー7台を設置しました。

営農指導部手塚英男次長は「被害報告は氷山の一角で、多くは泣き寝入りで埋もれたままとなっている。被害を未然に防ぐためにも同システムを活用してもらいたい」と話しました。

南アルプス市はサクランボの他に、高級大玉スモモ「貴陽」や人気ブドウ「シャインマスカット」の産地でもあるため、主要果樹の収穫が終わる10月中旬まで継続運用します。

5月25日からは地元警察、防犯協会などと協力してパトロールを行っていて、盗難被害をゼロにするため地域全体で活動して行きます。

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