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育った苗木を供給 無収入期間を短縮(21.11.30)

育った苗木を掘り起こす営農指導員

 

JA南アルプス市は11月30日、JAが管理する管内の園地にて、桃や柿などの優良品種の苗木を組合員に供給するため掘り起こし作業を行いました。

当JAで生産している主要な果樹は、植え付けから収穫出来る状態に育つまで数年掛かる事から、無収入期間を短縮するため果樹苗木の助成事業に取り組んでいます。

この園地で育成した苗木の他、業者に委託した物を含め、今年度は約8,000本の助成苗木を供給する予定です。

この事業は南アルプス市と合同で行っており、奨励品種の苗木をJAが数年育成し農家へ供給します。

農家は一般的な苗と比べ収入を得るまでの期間を短縮する事が出来て、なおかつ補助事業のため通常の販売価格よりも安く手に入れる事が出来ます。JAは奨励品種の増殖、改植が進み、販売高の増加が見込め、双方に利点があります。

この日は園地で育てた桃「アルプス美人」やスモモ「皇寿」、柿「大和百目」など5品種を、営農指導員がバックホーで掘り起し供給の準備をしました。

12月7日以降、事前に注文した組合員に順次配布します。

手塚英男営農指導次長は「出来るだけ補植、改植を中心に、大苗の供給を継続して行きたい」と話しました。

 

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