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ブドウ「ブラックキング」統一共選始まる(21.8.6)

ブドウを検査する同JA営農指導員

 

JA南アルプス市藤田共選所で8月6日、ブドウの新品種「ブラックキング」の統一共選が始まり、2軒の生産者から135㎏が持ち込まれました。

「ブラックキング」は2018年に品種登録され、食味の良さなどから県オリジナル品種に指定されました。県下で統一された出荷資材を使用するなど、ブランド化を推進しています。

「ブラックキング」は「ピオーネ」と巨峰系の「山梨46号」を掛け合わせた種なしの黒系ブドウで、1粒重が20gを越える大粒で黒系ブドウ特有のフォクシー香を放ち、香り、食味が優れているといった特徴があります。

また、「巨峰」に比べて色素が多く着色性に優れているため、近年高温により十分に着色しない「赤熟れ果」の軽減が期待されており、当JAも温暖化に対応出来る品種として増殖、改植に力を入れています。

営農指導部手塚英男次長は「山梨県を代表する黒系ブドウとして、栽培面積を増やし産地として確立したい」と話しました。

当JAは今年度、ブドウ全体で約1,570tの販売を計画しています。

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