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希少な大玉スモモ「皇寿」出荷開始(21.8.3)

持ち込まれた皇寿を検査するJA営農指導員

 

JA南アルプス市落合共選所で8月より、高級大玉スモモ「皇寿」の出荷が始まりました。

8月3日には311㎏が生産者から持ち込まれ、JA営農指導員が着色や形状を確認し全国各地の市場へ出荷しました。

「皇寿」は世界一重いスモモとして有名な「貴陽」の枝変わり品種で、収穫時期が「貴陽」に比べ20日ほど遅い晩成種です。

当JA落合支所管内の農家小松寿裕さんが自園で発見し、平成24年に品種登録されました。

食味は「貴陽」と同様糖度が高くジューシーな味わいで、比較的新しい品種のため生産者が少なく、希少な品種となっています。

作柄については、7月の降雨でスモモの一部の品種で果実軟化や輪紋(同心円状の模様)からの裂果が見られましたが、その後の天候の回復により被害も収まりました。

営農指導部手塚英男次長は「貴陽に続き大玉スモモの皇寿が出荷となり、長期間に渡り旬の味覚を消費者へお届けすることが出来る」と話しました。

「皇寿」は今月中旬まで出荷が続く予定で、当JAは今年度、スモモ全体で約1,250tの販売を計画しています。

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