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桃「アルプス美人」ブランド化へ向け苗木育成に取り組む(21.2.18)

 

採集した穂木の重さを計る営農指導員

 

JA南アルプス市は管内で生まれた桃「アルプス美人」のブランド化、産地化に取り組んでいます。

同品種は飯丘地区森谷勝樹さん(76)の園地で発見、育成した中晩成品種で、大玉で糖度が高く食味が良いため、贈答用の桃として人気があります。

2月18日には組合員の園地にて、営農指導員が同品種の優良苗木の育成に必要となる穂木の採集作業を行いました。

穂木とは苗木の先端にあたる部分のことで、桃の苗木は地面に根を張り土台となる木(台木)に品種の異なる実を付ける木(穂木)を接いで育成します。

穂木に適している枝は鉛筆くらいの太さで、十分に光合成し枝幹内にデンプンがしっかり貯まっている、芽の充実した枝が良いとされており、営農指導員は適した枝を選抜しながら切り落とし、約8㎏分を採集しました。

採集した枝は苗木の生産を委託している業者に送り育成し、今年の秋に組合員に供給します。

同品種はJAと南アルプス市が取り組む果樹振興事業の優良品種に指定されており、組合員が対象品種の苗木を購入する費用を一部助成することで改植、増殖を進めています。

JAは同品種を南アルプスブランド果実の1つとなるように期待を寄せています。

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