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果樹振興事業の助成を受けた苗を供給(20.12.8)

苗木を仕分けるJA職員

 

JA南アルプス市は管内地域を同じくする南アルプス市と協力し、組合員が果樹苗木を購入する費用を一部助成する果樹振興事業に取り組んでいます。

12月8日には7,683本の苗木を一斉に供給するため、西野支所共選所にて各購買店舗へ分配作業を行いました。

同事業は農業振興を目的に、当JAと市が定めた奨励品種の苗木を育成し、組合員への販売価格を助成するもので、山梨県内では同JAだけが唯一行っています。

この事業の対象としている奨励品種は、南アルプス市発祥の品種であるサクランボの「アルプス紅扇」やスモモの「貴陽」、「皇寿」、柿の「大和百目」など6品目22品種です。

この日は同JA購買職員を中心に苗木を仕分け、14支所へ分配しました。近日中に各事前に注文を受けていた組合員へ供給します。

同事業はJAから委託した業者がJAの基準に合わせて苗木を育成するため、組合員は地域の環境に合った高品質な苗木を通常の販売価格よりも安く手に入れることが出来ます。

JAはこの事業によって地域の果樹が優良品種に改植、増殖することで、産地振興、農家の所得増大を目指しています。

営農指導部手塚英男次長は「近年、休耕園や耕作放棄地など増え続けており、安価で果樹苗を供給する事で、多くの栽培者に利用してもらいたい」と話しました。

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