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冬季剪定講習 せん孔細菌病対策呼びかけ(20.12.7)

桃の木の剪定方法を説明する藤森指導員(手前右)

 

JA南アルプス市は12月上旬より、地域ごとに桃、スモモの剪定講習会を開いています。

12月7日には小笠原、櫛形支所管内の生産者に向け、櫛形支所の組合員の園地で講習会を開き、約40人が参加しました。

今年はJA管内全域に桃のせん孔細菌病が発生し、出荷量が前年の75%程度に減少するなど影響が大きかった事から、感染した枝の剪除や冬季の剪定の注意点について呼びかけた。

講習会では、櫛形共選所藤森裕明営農指導員が桃の木を実際に剪定しながら、剪定する枝の選び方や剪定方法などを丁寧に説明しました。

冬季の果樹は実を付けた後で勢いが弱まっているため、大きな切り口を付けてしまうとそこから枯れてしまうことがあり、切り口を小さくし、大きい切り口には癒合剤を塗布して欲しいと話しました。

また、せん孔細菌病の原因となる細菌は秋季感染した場合越冬し、気温が上昇する翌年4月以降に再び伝染することから、冬季剪定で感染した枝を優先的に剪除し園外に持ち出して焼却処分するように話していました。

営農指導部手塚英男次長は「同病の感染が心配される園地が多くあり、冬季の剪定を丁寧に行ってもらいたい」と話しました。

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