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あんぽ柿の出荷が始まりました(20.10.7)

持ち込まれたあんぽ柿を確認するJA職員

 

JA南アルプス市百田共選所は10月7日、干し柿の一種「あんぽ柿」の統一共選を開始し、約160㎏が生産者より持ち込まれました。

今年は夏の長雨による影響が心配されましたが、初日の出荷量はやや少ないものの、品質は良好です。

この日持ち込まれた柿の品種は「平核無(ひらたねなし)」で、担当職員が乾燥の度合いや色合いなどを厳しく検査した後、全国各地の市場に向け出荷しました。

「あんぽ柿」は皮をむいた渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させたもので、一般的な干し柿よりも水分量が多く、和菓子のようなとろりとした食感が特徴です。

「平核無」の他、JA管内で生まれた「大和百目」や「勝平」といった品種などでも製造されています。

JA管内では古くから加工品や保存食として生産されており、以前は天日乾燥が製造方法の主流でしたが、近年は施設を使って乾燥させる「施設乾燥」が盛んになっています。

JA営農指導部手塚英男次長は「天候不順や温暖化により、天日による乾燥が不安定となっている。施設乾燥により安定した品質で出荷が見込める」と話しました。

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