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せん孔細菌病対策 市職員と地域を調査(20.10.2)

薬剤散布が行われた木の前で、同病に感染した葉を撮影する市職員(右)とJA手塚次長

 

JA南アルプス市は10月2日、昨年から管内の多くの桃の園地で被害が確認されている「せん孔細菌病」について、防除対策が行われているか南アルプス市役所職員と共に調査を行いました。

この病気は秋に感染すると越冬するため、有効な薬剤の散布と感染した枝の切除が不可欠となります。

調査では南アルプス市の園地を回り、同市職員が薬剤散布の行われている状況を撮影しました。

調査の結果、散布期間中のため途中経過ではあるが、現時点では昨年よりも多い8割以上の園地で散布が行われていました。

昨年に続き、今年も山梨県と同市が補助制度を立ち上げたため、生産者は薬剤費の助成を受けることが出来ます。

同病は桃の実や枝の傷、葉柄痕から細菌が感染し、果実や葉に穴が開く病気で、今年度は当JAの桃の出荷量が落ち込むなど大きな影響が出ています。

調査を行った営農指導部手塚英男次長は「同病は風や雨水によって細菌が飛散感染する。天候に左右されるため、台風接近の前等には対象薬剤を散布し万全を期したい」と話しました。

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