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せん孔細菌病 地域一帯で防除対策を(19.10.1)

薬剤散布した桃の樹を確認する手塚課長

JA南アルプス市では、全国的に多く発生している桃の「せん孔細菌病」を防ぐため、現在防除対策を強化しています。

同病は風や雨水によって病原菌が飛散感染することから、JAでは落葉と同時に生傷となる葉柄痕に薬液をかけること、また傷の発生する前に薬液をかけるため、感染期である9月中~下旬から10月上~中旬にかけ、少なくとも2回、状況によっては回数を追加して行なうことを推奨しています。

今回山梨県や南アルプス市が補助制度を立ち上げ、生産者は薬剤費の助成を受けられることになりました。JAは生産者に、地域一帯で防除対策を行なうことを講習会のほか電子メールや地域内放送などで呼びかけています。

同病は桃の実や枝の傷、葉柄痕から細菌が感染し、果実や葉に穴が開く病気で、秋に感染すると越冬し、翌年の春以降に病斑となり以降の果実などに感染します。

JA営農指導課手塚英男課長は「JA管内は常発地帯であるため、今年も感染時期を的確に見極め、適期防除を行いたい」と話しました。

今後は、樹が落葉した後の整枝、剪定において、感染が確認された枝の剪除を生産者に指導し、来年以降の同病発生を予防出来るよう対策を行います。

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