山梨県生まれのブドウ「甲斐路」の出荷が始まりました(19.9.5)
2019.09.05
JA南アルプス市西野共選所は9月5日、山梨県生まれのブドウ「甲斐路」の統一共選を開始しました。
この日は約60㎏が生産者から持ち込まれ、JA職員が傷の有無や着色、形状などを検査し各地の市場に向け出荷しました。
同品種は秋を代表する赤系ブドウで、JA管内のブドウ畑で最も作付面積が多く、西野支所管内では約80人が生産しています。
古くからサクランボの栽培が盛んな同地域では、摘粒などの手間が少なく、サクランボの繁忙期と重ならない同品種を栽培する農家も多くあります。
上品な甘さと華やかなマスカットの香りから「赤いマスカット」とも呼ばれ、消費者にも根強い人気があります。
同共選所浅川裕紀販売担当職員は「今年は長雨の影響があり糖度が上がるか心配されていたが、現在は規格通りのブドウに仕上がって来ており着色も良い。ピークとなる9月中旬から下旬にかけて、生産量が上がることを期待している」と話しました。
JAでは今年度、同品種で280tの販売を計画しています。