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希少なスモモ「皇寿」出荷始まる(19.8.9)

 

JA南アルプス市落合共選所に8月9日、大玉スモモ「皇寿」約400㎏が生産者から持ち込まれ、JA職員が一つひとつ丁寧に検査し全国の市場に出荷しました。

2012年に品種登録された新品種のため生産者、生産量共に少ない希少な品種で、この日は受付を始めた8月5日以降初めてまとまった出荷量となりました。

同品種は大玉スモモ「貴陽」の枝変わり品種で、同共選所管内の農家小松寿裕さんの園で発見されました。

収穫期が「貴陽」より20日~25日ほど遅く、世界一重いスモモとしてギネス世界記録に認定されている「貴陽」と同様に、大きいものは300グラム以上になるほど大玉で高糖度、酸味が少なくみずみずしいなどの特徴を持ちます。

スモモは収穫出来る木になるまで4年ほどかかることから、「皇寿」を出荷出来る農家はまだ少なく貴重な品種となっています。

2年前には山梨県オリジナル品種に登録され、JAでも大苗を生産者に供給するなど改植、増殖を進めています。

同共選所手塚隆営農指導員は「天候が不安定な中、生産者の努力によって今年も玉張りや着色が良く、大きさも十分な高品質のものが出来ている」と手ごたえを感じていました。

JAは今年度、スモモ全体で約1600tの販売を計画しています。

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