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あんぽ柿の加工作業に取り組む 西野支所管内の手塚さん

 

南アルプス市西野の手塚有紀さん(29)宅では10月23日、特産品「あんぽ柿」の加工作業を行っていました。「あんぽ柿」は皮をむいた渋柿を硫黄で燻蒸して乾燥させたもので、柿の皮をむき棚にかけ、乾燥施設で燻蒸・乾燥し完成します。

当JAでは10月10日より出荷が始まり、管内の農家では現在加工作業が盛んに行われています。

手塚さんは「昨年は台風の影響で柿の収穫量が減り、あんぽ柿の生産にも影響が出ました。今年は大きな影響はなく、順調に来ています」と笑顔を見せました。

手塚さんは就農5年目の若手農家で、両親と共に160aの農地で柿のほかサクランボ、モモを栽培しています。農業大学校卒業後は仕事をしながら家の農業を手伝っていたが、5年前に仕事を辞め、両親と同じ専業農家になりました。

「小さい頃から両親が農業をしているのを見ていて、自然と農業を志すようになりました。技術はまだまだですが、高齢化などで農業の担い手が減っている中、自分たちのような若い世代が継承して産地を守って行きたいです」と力強く話します。

フェイスブックやインスタグラムなどのSNSでも盛んに産地の情報を発信、なかなか市場に出回らない品種の魅力などを伝えています。

「SNSなどのツールも利用しながら、常にアンテナを張って新品種や省力化などの情報を取り込み、時代にあった農業が出来たらいいなと思います」と話していました。

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