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サクランボの盗難被害が大幅に減少(H30.6.28)

システムを設置していた塚原さんの園で聞き取り調査を行った

 

果樹盗難抑止システムの運用を開始した当JA管内で、今年度サクランボの盗難被害が大幅に減少したことが分かりました。当JAは28日、システムを設置した園に聞き取り調査を行いました。

昨年当JAに届け出のあった被害件数は35件でしたが、今年度は6件と約83%減少。さらに同システムを設置した22カ所の果樹園では、盗難被害を未然に防いだ事例が1件あった他は被害が確認されませんでした。

当JA手塚英男営農指導課長は「毎年のように被害にあっている果樹園でも、今年システムを設置した園は被害がなかった。システムの運用開始時にメディアで情報拡散をしたことで、県内外へ広く周知され被害が減少したのではないか」と話します。

同システムは赤外線センサーのついた機器を園地に設置し、不審者の侵入を感知すると、サイレンと赤色灯などで警告。同時に園主にメールで通知が届き、果樹盗難を未然に防ぐ仕組みとなっています。

サクランボ園に同システムを設置した同市西野地区の塚原一彦さん(70)は「毎年サクランボを盗られているのに、今年は盗られなかった。いろいろな所で宣伝してくれたので抑止効果があったのだと思う。機器のレンタル料がかかっても、盗られることを考えれば負担も少ないので、来年も設置したい」と笑顔で話していました。

南アルプス市内はサクランボやモモ、ブドウなど高級果樹の生産が盛んな地域で、届出のないものまで含めると毎年50~60件発生する果樹の盗難被害を防ごうと、当JAが富士通などに依頼し開発しました。

機器は当JAが所有し、組合員に月15,000円(税込)で貸し出しを行っています。設置や移動が容易にできるため、収穫間近の果樹園に設置し、次に収穫期を迎える果樹園へ移動させて使用することも出来ます。

当JAは6月15日でサクランボの統一共選が終了、観光農園も24日に終了となり、現在はシャインマスカットのハウス栽培施設などに設置しています。すでに7月下旬頃に収穫時期を迎えるスモモの高級品種「貴陽」を栽培する組合員などからも予約が入っています。

手塚営農指導課長は「今後はさらなるシステムの性能向上と、利用者の拡大を目指し、盗難被害を0に近づけることを目標に活動して行く」と期待を込めました。

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