せん孔細菌病防げ 講習会を開きました(19.9.6)
2019.09.09
山梨県が桃のせん孔細菌病の病害虫発生予察注意報を出す中、JA南アルプス市でも感染防止対策に乗り出しています。
9月6日には管内白根地区の生産者に向け講習会を開き、薬剤散布などの防除方法と剪定方法を指導しました。
飯野支所管内のほ場で行った講習会には50人の生産者が参加。飯野共選所斉藤洋一営農指導員が、ボルドー液による薬剤散布を収穫後の秋口から春先までに3回を目安に行い、防除を徹底することを生産者に指導しました。
また薬剤が樹に付着しやすくするため、樹勢バランスを取りながら樹冠内部を広く開ける適切な秋季剪定が必要となることから、繁茂した樹を実際に剪定しながら説明しました。
斉藤営農指導員は「樹勢に応じた剪定を行い、病気の発生を予防してほしい」と呼びかけました。
桃の枝幹や葉、果実に病斑の見られる同病は、9~10月に新梢に感染すると潜伏状態のまま越冬するため、秋から春にかけての防除対策が重要となります。
JA営農指導課手塚英男課長は「同病が県内全域で発生しており、この秋季防除が来年の鍵を握るので徹底して指導していきたい」と話しました。