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ブドウ新品種「ブラックキング」今年から出荷を開始(19.8.19)

 

JA南アルプス市では今年から、ブドウの新品種「ブラックキング」の出荷を始めました。まだ樹齢が若いため収量が少なく、出荷する生産者も数人という貴重な品種です。

8月19日には落合共選所に約35㎏が持ち込まれ、営農指導員が着色や玉張りなどを検査し全国の市場に出荷しました。

同品種は山梨県果樹試験場が「ピオーネ」と「山梨46号」を掛け合わせ開発した品種で、2018年に種苗登録、現在県オリジナル品種に登録されています。

色は深い紫黒色で、巨峰に比べて色素が多く、着色性に優れているため、近年高温により十分に着色しない「赤熟れ果」の軽減が期待されています。

食味は良好で大粒、JA管内では収穫期は8月上旬~中旬と「ピオーネ」よりも早く、お盆需要に対応出来る品種としての期待も大きいです。

営農指導課手塚英男課長は「山梨県オリジナル品種としての規格を守り、品質の統一されたブドウの出荷を目指したい」と話しました。

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