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果樹盗難被害0に向け 盗難抑止センサー設置(19.5.23)

設置したセンサーを確認する手塚さん(中央)

 

JA南アルプス市は5月23日、まもなく収穫期を迎える管内のサクランボ園5ヶ所に果樹盗難抑止システムのセンサー機器を設置しました。

同システムは昨年、設置した園の盗難被害件数が0件、管内の被害件数についても前年から約83%減少と結果を残しており、今年も抑止効果を期待する声が上がっています。

JA西野支所管内の農家手塚有紀さん(30)は、昨年に続き「佐藤錦」や「紅秀峰」を栽培するサクランボ園2カ所にセンサーを設置しました。

4~5年前に盗難被害に遭ったこともあり、センサーのほかに防犯カメラなども導入し対策にあたっています。

手塚さんは「集落から遠く、人通りの少ない道に面した園は被害が心配なので、センサーがあると安心出来る。今年も何事もなく収穫出来れば」と話しました。

今年度はサクランボの園で早生種については昨年並みの13件の予約が入っており、JAはさらに設置を推進し地域全体の防犯に役立てたい考えです。

同システムはJA管内で毎年50~60件発生する果樹の盗難被害を減らすことを目的に、JAが富士通などと開発しました。

赤外線センサーのついた機器が不審者の侵入を感知すると、サイレンと赤色灯などで警告、同時に園主にメールで通知が届き果樹盗難を未然に防ぐ仕組みです。

JA営農指導課手塚英男課長は「果実の盗難は毎年件数に関係なく発生しているので、このセンサー設置で農家が安心して収穫を迎えることが出来るよう推進に努めたい」と話しました。

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